HOW TO KNOW 鹿児島

黒潮の温かい海流にとり囲まれながら、山がちな屋久島では、海の水蒸気が急峻な花崗岩の斜面にすぐぶちあたって雲になって、大雨になりがちです。森と雨の大自然のイメージどおりの名所となっています。屋久島へ東京からの直行便は出ていませんが、大阪から屋久島への直行便はあり、福岡からも出ていますが、最近、新幹線が発達し、鹿児島からも行けるようになりました。かつては、屋久島自体は有名でも、近くの人にしか便が分らないようなこともありました。遠方の人の場合は、地理交通に迷いがちで行き方がわからず、観光客に遠慮されがちでしたが、屋久島は鹿児島県に属しています。便利な所になったので、屋久島といえば遥かな南東というイメージはだいぶ近代的なものになりました。屋久島の地理的なご紹介を詳しくしますと、島自体は、九州の最南端にある大隈半島の佐多岬というところの、南南西約60キロメートルの辺りに位置しています。島自体の大きさは、周囲の長さが約132キロメートル、島自体の面積は、約505平方キロメートルとなっています。島には町が2つ存在していて、約14000人が暮しています。屋久島の大部分は花崗岩によってつくられていると言われています。約1400万年前から、十数キロメートルの深さでにおいて、地下のマグマなどが冷却されることでかたくなって花崗岩という岩石になり、島となるのです。自然と長い歴史が感じられる島です。花崗岩マグマは密度が小さくて軽いために、地上にすこしばかりがうきあがってみえ、その所が九州で最高峰の山と呼ばれ、現在、屋久島と呼ばれるに至っているわけです。標高1800メートルを越える高い峰が幾つもも連なっていて、洋上アルプスといわれることもあります。自然が豊かな屋久島で癒しを感じられるのが人気の理由です。屋久島の森では杉林が見られます。さまざまな樹木との混交林が多く見受けられます。島では、樹齢千年以上の高齢杉を屋久杉と呼ぶようです。確認されているなかで最大の屋久杉は、現在のところ、樹高約25メートルで周囲が16.4メートルもあるものです。なんと、推定樹齢は、2600年から7200年といわれています。屋久杉のうちでも、最大級でかつ高齢の「縄文杉」と呼ばれる杉も有名です。